経済産業省

CeBIT 2017/Japan Show Act

「日本国」によるプレゼンテーション。
テクノロジーは人間の生活に何を及ぼすのか。
現実と仮想が交錯する未来像を表現した。

ドイツ・ハノーバーで行われる世界最大級のテクノロジーエキスポ「CeBIT」。
2017年、日本は初めてCeBITのパートナーカントリーに選ばれ、 大規模なジャパン・パビリオンを展開した。
開催に先立つ3月19日のオープニングセレモニーで日本によるショーアクトを行った。
冒頭90秒のオープニングムービーでは
とある人(森山未来)と架空のインターフェースの出会いを通じて象徴的に表現し、
約8分30秒のライブパフォーマンスでは、パフォーマーたちのフィジカルな表現に、
さまざまな技術やデバイスを駆使した演出を組み合わせ、テクノロジーと人がより密接に共生する未来像を表現した。


人の意志をダイレクトに音や光へ(筋電位センサー):
独自開発した筋電位センサーをパフォーマーの両腕に装着。筋肉の微細な動きを、音や光に変換している。筋電(筋肉を動かす脳からの電気信号)は、通常、実際に筋肉が動くよりも先に伝達するため、他のセンサーでは実現できない低レイテンシーで人間の意志に反応する表現が可能となる。また腕には赤外線マーカーも取り付け、その位置情報をモーションキャプチャシステムでリアルタイムに計測。筋電位センサーでは捉えきれない大きな身体の動きも、音や光の演出にリアルタイムで反映している。


意のままに光を操り身にまとう(有機ELパネル):
フレキシブル有機ELパネルをパフォーマーの衣装に使用。その特徴である薄さや軽さを生かしながら、衣装の表面や隙間にパネルを配置し、筋電位センサーやモーションキャプチャシステムの数値に連動して発光させた。有機ELの制御は2.4GHz帯の無線通信によってリアルタイムに行っている。LEDやレーザーなどの光とは趣の異なる、日本的で柔らかな光の演出に注目していただきたい。


人間の息づかいを可視化する(ウェラブル生体センサ):
ナノファイバー生地に、特殊な加工技術で高導電性樹脂をコーティングして生体情報を取得できるようにしたウェラブル生体センサー。この機能素材を使った衣類をパフォーマーが着用することで、演目中のリアルタイムな生体情報を計測した。取得したデータを無線通信を経由して映像内のCGに反映することで、人間の息づかいとテクノロジーの連動を表現している。


現実とバーチャルが混ざり合う(リアルタイムAR&MR):
ステージ上のパネル、キューブ、パフォーマー、そしてロボットアームやパフォーマー自身がもつカメラに赤外線マーカーを取り付け、上方に設置されたモーションキャプチャシステムで位置、及び姿勢情報を計測。それらのデータをもとに、カメラの生映像にCGを合成することでリアルタイムなAR/MRを実現している。またステージ上のオブジェクトにも位置・姿勢情報に合わせた映像をプロジェクションすることで肉眼でも知覚可能なAR/MR空間を構築している。

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出演

Performer

森山未來,NON,篠原沙弥,脇坂江梨沙,安川香

企画

Live Action Director / Choreographer

MIKIKO

Creative Director

菅野薫

Copy Writer / Planner

保持壮太郎

Concept Supervisor

キリーロバ・ナージャ

Chief Creative Producer

池内光,藍耕平

Creative Producer, Assistant Production Director

安江沙希子

Creative Producer

菅井朋香,加藤純

Assistant Creative Producer

高田真帆

パフォーマンス

Chief Technical Director / Programmer / Sound Designer / Sound Producer(Performance Parts)

真鍋大度

Chief Technical Director / Hardware Engineer

石橋素

Director / Visual Programmer

花井裕也,堀井哲史,田中陽

Interaction Designer / Hardware Engineer

柳澤知明

Circuit Designer/Device Developer

浅井裕太

Hardware Designer/Hardware Engineer

望月俊孝,石川紗季

Videographer, Technical Support

本間無量

Stage Manager/Technical Support

上條慎太郎

Technical Support

西本桃子

Technical Producer

千葉秀憲

Music

evala / Carsten Nicolai aka Alva Noto/SEIHO

Costume Design(Mirai Moriyama)

落合宏理

Costume for Mirai Moriyama

櫻井利彦

Costume Design(ELEVENPLAY)

Yaepon

Management for Mirai Moriyama

武重裕子

Management(ELEVENPLAY)

白岩よう子

Music Producer

芦澤拓郎

Artist Management(evala)

山田次朗

Artist Management for Carsten Nicolai

トーマス・メイヤー

Artist Management (Seiho)

井上浩一

Stage Director

高野洋

System Director

山口泰弘

ムービー

Movie Director

辻川幸一郎

Music

小山田圭吾 (Cornelius)

Costume Design (Mirai Moriyama)

落合宏理

Producer

藤岡将史

Production Manager

大森遼太郎,北本航

Assistant Director

濱里寅之

Cinematographer

重森豊太郎

Assistant Cinematographer

丸山秀人

DIT

石本卓也

Steadicam Operator

木村太郎

Lighting Director

中須岳士

Gaffer

小川真人

Audio

増冨和音

Set Designer

柳町建夫

Assistant Set Designer

高久猛宏

Stylist

杉山まゆみ

Hair & Make-up

中西樹里

Stand-in

瀬戸田勝敏

Making

佐藤元紀

Location Coordinator

レッキーロケーションサービス

Location Service

フィニィ

Offline Editor

小林真里

Online Editor

格内俊輔

Colorist

長谷川将大

CG Producer

貞原能文

Assistant CG Producer

古畑達也

CG Director

犬童宗恒

CG Designer

高橋豪

Mixer & SE

増冨和音

Location

昭和電工

グラフィック

Art Director

上西祐理

Producer

藤岡将史

Production Manager

大森遼太郎,北本航

Photographer

鈴木親

Assistant Photographer

小林良平

Performer

辻本知彦

Stylist

杉山まゆみ

Hair & Make-up

須賀元子

Stand-in

瀬戸田勝敏,長内正樹

Making

佐藤元紀

Studio

スタジオフォボス,アバッタスタジオ

Location Service

フィニィ

3D Generalist

中野江美,長嶋秀訓

Photo Producer

池田了,鈴木健哉

CG Director

田野井智之

CG Designer

林智寿

Retoucher

津金卓也

Print

精美堂

Web Designer

西田悠亮

Web Director

西村保彦

AWARD

ONESHOW

レスポンシブエンバイロメンツ部門

クラフト/ダイナミックデータビジュアライゼーション

Merit

インタラクティブ部門

クラフト/ダイナミックデータビジュアライゼーション

Bronze

CLIO

Digital/Mobile & Social Media Technique

Silver

ACC(2017)

インタラクティブ部門

Bronze

CeBIT 2017/Japan Show Act